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2014.11.03 静かな世界
21Oct,2014 70km  松林の中で野宿
22Oct 100km  小川の脇で野宿
23Oct 104km  ブドウ畑の隅で野宿
24Oct 60km  珍しくホスタル


アルカニス~カサス・イバーニェス





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朝、アルカニスのキャンプ場を出発。目の前の貯水池が穏やかで、全体的に落ち着いたいいキャンプ場だった。





都心部や海岸線を外れればスペインの道は幹線道路でも交通量がまばらになり、内陸側に入れば入るほどそれは顕著になっていった。






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夜から朝方にかけての冷え込みが応えるようになってきたが、日中の気温はまだ30度前後にはなる。緯度で言ったら東京よりまだ高いはずなんだけどなぁと思いつつも、休憩時のオリーブの木など木陰に入れば本当に涼しい風が吹く。






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景色は徐々に平地から丘陵地へ変わり、所々谷にそって生える木は黄色く色ついている。








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ここは通年北からの風が強いところなのだろうか、丘の上には北向きにズラッと風力発電が並ぶ。その様子は近くで眺めると圧巻。でも、自然エネルギーを利用してるからだろうか?白く大きな建造物も圧迫感は感じない。原子力発電所とは大きな違いだと感じた。風力以外も日照時間の長さを利用した太陽光発電のソーラーパネルを時々見ることもあった。乾燥した土地でも何かしらの資源を生み出すことができる。





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風力や太陽光だけでなく作物もオリーブ、ブドウと造っているけど、純粋な畑作は何を作っているのかよくわからない。一応農地らしき耕された土地はあるのだけれど何も育っていない。もしくは収穫した後なのか??







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耕されて日が浅い土地はエンジに近い色で空気にさらされ徐々にオレンジや肌色っぽくグラデーションのように変化していく。それに所々緑が混ざるパッチワークのような土地は日本ではまず目にすることができない色であり景色だ。






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人口密度が少ない?割には郊外の土地も程よく整備されているからサイクリストにとっては野宿場所を探すのも非常に探しやすい。北欧など訪れていない国もあるけれど、スペインはヨーロッパの中でもかなり野宿しやすい国だと思う。






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ここ数日、日の出とともに起き、朝食食べて走り出し、お腹がすいたらご飯食べてまた走り出し、暗くなったらテントを張って夕食を食べて寝る。そんなサイクリストの原点ともいうべき生活を送れている。海外を自転車でまわるという旅行は、自分自身突き詰めればこれだけで十分満足できるものなのだ。それがサイクリスト。この日もブドウ畑の隅を借りて野宿。この日も沈んでいく夕日は赤く。ガソリンコンロで作る夕食は具が多めなパスタ。いつもの景色に、いつもの味。それを見る場所が違うだけで味も変わっている気がする。






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こちらは翌朝の朝日。隣はオリーブ畑だった。







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この日は幹線道路を更に外れた細い道を走っていたが、その道が「ruta de vino」直訳するとワインの道と言われる道tだった。確かに両脇にはブドウ畑と風よけの松林が交互に並ぶ風景が流れていた。もう収穫の時期を過ぎていたのだろうか、実を付けた木は殆どなく時折見つけるブドウの実は申し訳程度に葉の裏に隠れていた。






そこから道はさらに細くなって、気づいたら車もほとんど走らない松林の谷底をうねりながら走っていた。畑も見えなくなり辺り一面を松や広葉樹が埋め尽くす。




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周りに人気が無く、車の音も一切しない。その場にいる人間は自分だけ。この日は風もなく草木がこすれる音も無い。







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「無音」。。。自転車で走っているから出会える景色?というのだろうか?そんなひと時がその場に広がる。自転車旅行ですらお目にかかるのはそんなに多くないだろう。アメリカ中部の山岳部、メキシコバハカリフォルニア、ウユニ塩湖、アルゼンチン北部の荒野。思い浮かべただけでもそれくらい。



全く音を感じられない一時。おそらくそこで座禅を組めば煩悩の多い私でも悟りの一つや二つ開けるのではないかと思わせる時間。音が無いことを「シーン」と表現するが、本当に「シーン」と音が聞こえてくるようだった。これを感じられる自転車旅行だからやめられない。



そんな、無音の世界で唯一の音は私の周りを飛び回るハチとハエの羽音と時折私のお尻から飛び出る‘煩悩’くらいだろう。







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その日はベットで寝たいと純粋な欲求でオスタル(スペイン語では安めのホテル意)へ。久しぶりのベットは開きかけた悟りを閉めるほど欲深いものだった。
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