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Feb17,2015 47km Lusaka - Kafue
Feb18 83km Kafue - Mazabuka
Feb19 67km Mazabuka - Monze
Feb20 100km Monze - Choma





ルサカでの休養生活から再び自転車を漕ぎ出す。前回のように少しでも疲れがたまるとまた発熱する可能性もあるので体調に注意を払いつつ走る。




次なる目的地は南部アフリカで最大の観光地と言っても過言ではない世界三大瀑布のビクトリアフォールズがあるリビングストン。そこで観光しつつまたのんびりしようと考えている。

リビングストンまでの距離はおよそ450キロほど。通常なら5日間あれば走り切れそうな距離だが、今回は途中休日もいれつつ一週間くらいかけて走ることにした。




リビングストンまでの道は首都からザンビア最大の観光地を結ぶゴールデンロードだけに交通量も多いものの割としっかり整備されていて比較的走りやすかった。





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晴れた時にはこれぞアフリカという濃い青空の中に密度の高そうな白い雲が浮かぶ。大地の緑と土の色とのコントラストはアフリカでしか見れない光景だろう。



日差しを受けるとヒリヒリと痛い。肌が焼けてくるのが感じられる。




翌日の朝は小雨の降るあいにくの天気だった。久しぶりに上下レインウェアを着こんで走った。
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この川の先がビクトリアフォールなはず!!






時々若干のアップダウンがあったものの比較的平坦な道が続く。病み上がりの私には急勾配はいささかキツイのでね。。。



ただ、やはり少し長い距離を走ると発熱してしまう。マラリアの時とは違い熱と少しの頭痛と倦怠感だけで、下痢も嘔吐も寒気も無くかなり食欲旺盛だった。ネットで調べたり過去にマラリアにかかったことのあるサイクリストに聞いたりするとマラリアから完全に回復するにはかなり時間がかかるようで場合によっては1か月近く微熱や倦怠感があることもあるそう。
体温計をフロントバックに入れ小まめに検温しながらの走行がしばらく続く。




一概にそのせいで微熱が続いて出ているとは言い切れないが、どちらにしても無理せずに進んで、ゆっくりできる時にもう少しゆっくりした方がいいのだろう。









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逆光で解りずらいけど枯れ木を支えにして巨大になったアリ塚。たまにとんでもなくデカイのが道路わきにあったりして驚く。









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マラウイくらいから徐々に増えてきたバケツシャワー。よく断水するので基本こういったようにバケツに水が貯められている。無くなると頼めばタンクから汲んで持ってきてくれる。マザブカという町で泊まったモーテルは敷地が広く中央に大きな木が植えてあり、芝もきれいに刈られていてとてもよかった。ここにシャワーとトイレつけてキャンプもできるようにしたらいいのになぁ~なんて思っていた。
















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アフリカでは時々こんな光景を目にする。このお兄さん何してるかというと、鎌というか鉄の板状の専用具を振り回して道路わきの草刈りをしている。アフリカは基本何でも人力。ガソリンで動く草刈機など持っておらず、己の腕力のみで雑草を蹴散らしていく。その草刈りの様子を見ていて野球のトレーニングに応用できそうだななんて思ってしまう。腕だけでなく体感を使って鎌を振り回す動作はまさに野球の動きに近い全身運動。支える足腰、腹筋背筋、肩甲骨周りから上腕、握力にいたるまでまんべんなく鍛えあげられる。



これを草刈りトレーニングと名付けよう。



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写真をお願いすると意気揚々とポーズをとってくれた。ここら辺一帯は彼が朝から刈ったそうな。








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緑の制服を着たザンビアの子供達。地域によって緑やエンジ、紺といったちょっと渋めの色の制服が多かった。彼らの性格はマラウイの子供よりもおとなし目。あと、彼らの民族語の場合イエスとノーの感覚が日本語と同じなことに驚いた。


別の場所にいた小学校高学年くらいの子供たちに写真を撮っていいか聞いたとき


「Take photo?」と聞くと、「No」と答えて、「No photo?」と聞くと「Yes」と答えた。だから、私はカメラを取り出して、「Photo ok?」と聞くと再び「No」と答えが帰ってきた。つまり否定的な質問をした時にその質問に対して返答する仕方で、日本語の返答の仕方と同じ。


英語の場合、肯定的な質問でも、否定的な質問でも、自分の答えが肯定ならYES、否定ならNoと答える。私も含め英語ができない人がよく混乱する返答の違いで、中高と混乱したまま卒業した記憶がある。。。



彼らの返答を聞いたとき、何がというわけではないが、何だか嬉しかった。







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企業が管理しているのか農家と契約しているのかわからないが、こうした企業の看板が掲げられた畑が多くみられるようになった。タンザニアやマラウイとは違い個人単位で働いて稼ぐのではなく、会社単位で働き経済活動をする仕組みがザンビアの方が整っているように感じた。





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道端で売られている果物も種類が豊富になった。リンゴ一つ35円、バナナ4本35円。






ルサカからリビングストンの間にもいくつかの町があり、その中にはSPARというヨーロッパ系のチェーン展開するスーパーがあったりビジネスマン向けの高級ホテルがあったりかなりしっかりと発展していた。このエリアは道中キャンプを挟むことなく宿をつないで走ることができる。




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途上国名物便座なしトイレ。

さてここで問題です何で便座が無いのでしょうか??




答えは2つ



1つは宿泊客が盗って行っちゃうから最初から外している。

もう1つは、便座が壊れたけど新しいのに替えるのが面倒なのでそのまま使っている。


こんな感じでアフリカの宿は大体どっかに問題がある。鍵がぐらぐらだったり隙間が空いていたり、窓が閉まらなかったり、電気がつかなかったり、水が流れなかったり。。。

そういったことをひとつひとつ飲み込んで快適に過ごすように心がけるのがアフリカの宿でのスタイルなのでしょう。








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アフリカの路上でよく見かける光景その2.荷物満載の自転車。ここら辺の人たちは木炭を山積みにして運んでいる人が多かったけど、中には家具や穀物、ポリタンクに入った水、生きたヤギや、自転車そのものを運んだりもする。それも1キロ2キロとかそんな短い距離じゃない。隣町までの10キロ20キロは当たり前。前記したがアフリカ人は基本人力。これによって足の脚力やバネ、体幹軸を鍛えられる。


これを自転車で大量の荷物運びトレーニングと名付けよう!!




そして私は常にそのトレーニングをしている。




それにしても、草刈りから荷物運搬まで全部人力でやってしまうアフリカ人。そりゃあ身体能力高いわけだよ。ナチュラルで鍛え上げられる環境が日本とは全然違うな。。。















走行4日目おやつ時の休憩を兼ねて木陰が丁度いい場所を見つけた。そこは教会の庭で、教会の中ではちょうどゴスペルを歌っている最中だった。タンザニア、マラウイと走ってきて時々ゴスペルを歌っているところに遭遇することがあったけど、この時初めて休憩しながらじっくりと彼らの歌を聴いた。リードボーカルが歌いだすとそれに合わせて全員がコーラスする。女性は繊細で美しく、男性は力強く優しい、それぞれの声がハモり、とても清らかなコーラスになっていった。



マットを枕代わりに横になっていた私がその歌を聞いているときにふと「神様っているんだろうな」と思ってしまった。



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正直私は歌なんてド素人で高音の伸びがどうとか、低温の重厚感がどうとかそんなの一切わからないような人間だ。


だけど、それでも彼らの歌声が私の心に響いて震えるような感覚を受けた。




ゴスペルはもともとアメリカに奴隷として連れていかれたアフリカ人の間で生まれた福音歌。それが次第に黒人社会を中心に世界的に広まっていった。ここアフリカのザンビアでも形は少し違うらしいが、ゴスペルが広まっている。





奴隷としての重労働、ひどい差別、経済的な貧しさ、それらに耐え、乗り越えるために生まれた歌は今間違いなく私を励ましてくれた。それは私が体調的にも万全でなく微熱があって精神的に少し参っていた時期だったからかもしれない。ただ、彼らのゴスペルを聞き風に揺れる緑の木葉を眺めていると、アフリカに来た価値があったと心底思えた。






電話をしに外に出てきた男の人と2,3言葉を交わした。

「ハーイ!ミスター調子はどうだい?」

「あぁ、あなたたちの歌のおかげでとってもいいよ。これってゴスペル?」

「あぁ、ゴスペルだよ。」

「ここで聴いてても大丈夫?」

「もちろん。リラックスしててくれ。それじゃ。」



彼が戻って行ってしばらく歌を聴いた。丁度キリよく歌が終わったのを合図に私は顔をあげて自転車にまたがった。



心なしか頭がスッキリした気がした。走り出すとすぐ隣の小学校から下校してくる子供達に遭遇した。笑顔で呼びかける彼らに私も笑顔で手を振って町に向けて走り出した。
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