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Apr28,2015






朝、いつも通りの時間に起きていつものように朝食を済ませる。ビスケットにバナナ、ソーセージ。あったかいコーヒーを飲んで目が覚めたころにトイレに行ってシャワーを浴びて、のんびり準備を整えたころには9時になっていた。






今日は焦る必要は無い。ゴールはすぐそこ。荷物をまとめサイモンズタウンを出発する。ここの宿の主人も、今まで泊まってきた色々な国の宿の主人と同じように笑顔で送り出してくれた。





海から吹く風と昇りだした太陽の光を受けてペダルを回していく。1キロ、2キロ・・・5キロ、10キロ。


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ケープ岬国立公園のゲートで入場料を払って敷地内に入る。そこからはゆっくり休憩を入れつつ進む。荒々しい岩肌にかわいらしい植物や木々が茂む。時間がたつにつれて気温はだいぶ上がってきたけど、それと同時に海からの風が強くなって肌寒さも強まる。
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久しぶりに重ね着した黄色のインナーに青のシャツはすっかり色あせて汚れが目立つ。これを着るのも今日が最後かな。。。





「Cape of Good Hope」の標識を見つけさらに進む。強烈な追い風が吹いてくれて自然と速度が上がる。海岸線の先にバスが数台停まっている場所が見えた。徐々に近づいていく。バスや数台の車が駐車してある先に人だかりが出来ている。そして更にその先には、度々、サイクリストのブログやフェイスブックで見慣れた看板が目に入ってくる。カメラを用意し順番を待ち、イタリアから来たという紳士的なご老人にカメラを渡す。












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2015年4月28日 喜望峰到着。







ついに旅のゴールと考えていた喜望峰にたどり着いた。再出発から10か月弱、15000キロ。そしてトータル3年、実走行2年半、約43000キロの道のりを駆け抜けてきて無事にゴールしたのだ。







だけどなぜだろう?「ゴールしたんだな。」としみじみと感じることは出来たが、心の底から震えるような喜びも、身の毛がたつ程の昂揚感も無い。あるのは無事に走りきれた安心感と、よくもまぁ3年も自転車旅行したなぁと半ば呆れたような放心とほんの少しばかりの達成感だった。周りにはたくさんの観光客がいて賑やかだったから感慨に浸れるほど静かでもなかったからかもしれないけど、明日もまた荷物を自転車に積んでどこかに向かって走り出してしまいそうな程だった。
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そこからは自転車を取り戻すために多大な協力をしてくれたリアンさんと落合い、地元テレビ局からの取材を受けた。地元の人たちの多くが私が自転車を盗まれたこと、そしてそれをみんなの力で取り戻したことを知っているみたいで、結構なニュースになっているらしい。事件の当事者なんだけれど、そこらへんの情報があまり自分に入ってこなくてイマイチピンと来なかったけど、この日の夕方にはハッキリした。







実はリアンさん経由でニュースを知った地元の観光局の人たちが私にケープタウンでの滞在にとホテルを用意してくれていた。せっかくの招待を拒む理由がどこにもないのでありがたく宿泊させてもらう事になっていた。国立公園のゲートまで迎えに来てもらって自転車をピックアップして向ったホテルは何とケープタウンの中心地に位置する最高級5星ホテル!!もうね、連れられてきた瞬間「うわ、やべぇ!?」と思いましたよ。何もかも綺麗すぎて場違い感半端なかったですよ(笑)ピカピカすぎです!床で寝れます!ボーイが荷物運んでます!扉が回ってます!ウェルカムドリンクとケーキ付です!みんな甘い香りがします!






ロビーではこのホテルのCEOと副支配人、さらにはケープタウン日本領事館の職員の人も出迎えに来られていた。何だか壮大なドッキリに仕掛けられているような展開に、自分の頭で処理しきれなくなってきた。。。
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そして連れられた部屋は客室12階のうちの10階(実際はロビーと中二階があるのでたぶん日本の12階くらいにあたる高さ)のスイートルーム!!!
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おいおいおい!部屋にトイレ二つあるよ。テレビも2つあるよ。食べ物も飲み物もお酒も備え付けだよ。ベッドがふかふかだよ。





この前まで毎日テントで寝てた私の寝床は魔法使いによって綺麗な景色が見れる高級ホテルの一室に変えられてしまったようだ。いや、逆にここにテント張れば史上最高の野宿スポットになるのではないか!?






食事は更にすごかった。夕食、朝食とビュッフェスタイルで種類がかなり豊富。数ある品を皿にあふれんばかりによそうのはお品が無いので、スープ、サラダ、メインディッシュと順番にとって食べていった。テーブルの横にはスマートフォンを置き、「失敗しないテーブルマナー」と題したページを読んでいた。
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翌日からホテルの計らいですべての観光チケットをホテルが予約してくれた。ネルソン・マンデラ元大統領も投獄されていた刑務所があるロビン島やケープタウン市内をめぐる赤バスツアー。ウォーターフロントでの買い物などなど、おかげで少ない時間を使って効率的に観光をすることが出来た。梱包作業に手間取って残念ながらテーブルマウンテンに上ることが出来なかったけど、いろいろと楽しむことが出来た。





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久しぶりのまともな観光の日々を独りでまわっていた時、ふと、あぁ終わったんだなと少し実感することが出来た。




本当にゴールしたんだなと。
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